アメリカでは映画がコケることをこう言う
BOMB(ボム)
FLOP(フロップ)
映画の成功は基本的には国内&海外の最終興行成績で判断されるが、ハリウッドではやはり国内興行成績が物を言う
最近は公開された日(大作は金曜日が多い)の業績でだいたい公開開始週末の業績&その後の業績が計算出来る
ということで初日にヒットかコケたかの明暗が分かれる
国内でコケて海外でヒットしても、ハリウッド的には駄作というレッテルを貼られるのが現実
勿論その逆もある、国内でヒットしても海外ではコケるケースが、特にコメディー系は英語圏以外ではウケない、でもそれでも傑作と見なされる
These are some of the box office "Bombs" that grossed more money overseas
(こちらはアメリカ国内で大コケしたけど海外で興行成績を挽回した映画)
THE TOURIST (2010) ~ツーリスト
Budget(製作費):約100億円
Domestic Gross(国内収入):約67.6億円
Foreign Gross(海外収入):約210億円
Worldwide Gross(全世界収入):約278億円
ジョニデとアンジーのスターパワーですね、これは
彼らのネームバリューだけで客が劇場に見に行くパターン
この二人がタッグを組むだけでも話題だったのに、内容が悪ければアメリカ人は金を使わない典型的な例
私もこれは駄作だったと思います。。。この二人が組んだ意味なし
KNIGHT AND DAY (2010) ~ナイト&デイ
Budget:約117億円
Domestic Gross:約76.4億円
Foreign Gross:約185億円
Worldwide Gross:約261億円
つまらなくはなかったけど、さほど面白くもなかった(笑)
これはいわゆる、映画館まで足を運ぶ程の映画ではなく、レンタルかタダでTV視聴で充分
トム&キャメロンがラブストーリーで絡むというのがまず非現実的で似合わない、想像出来ない(笑)
DARK SHADOWS (2012) ~ダーク・シャドウ
Budget:約150億円
Domestic Gross:約79.7億円
Foreign Gross:約165億円
Worldwide Gross:約245億円
ジョニデはやっぱり海外は強いですね~
私はこういうジャンル系の映画が苦手なので、批評はしません
ジャンル的に大衆向けではないことは確かです(笑)
THE DICTATOR (2012) ~ディクテーター
Budget:約65億円
Domestic Gross:約59.6億円
Foreign Gross:約117億円
Worldwide Gross:約177億円
申し訳ないけど私の中ではサシャ・バロン・コーエンは“ボラット”の1発屋としか思ってないです(笑)
彼の映画を見に行こうとは思わないし、タダでTV視聴もしないな~(笑)
海外でこれだけ稼いだのは、正直ビックリ
HULK (2003) ~ハルク
Budget:約137億円
Domestic Gross:約132億円
Foreign Gross:約113億円
Worldwide Gross:約245億円
パッと見悪くないんじゃとも思えますが、マーベルのヒーロー系としては大コケですね。。。
アメリカ国内はマーベル・ヒーロー系は非常に人気が高いので
ちなみにとても紛らわしいですが、2008年には“インクレディブル・ハルク”というエドワード・ノートン出演作もあり、こちらもコケてます
THE LAST AIRBENDER(2010) ~エアベンダー
Budget:約150億円
Domestic Gross:約131億円
Foreign Gross:約187億円
Worldwide Gross:約319億円
アメリカでは凄い叩かれた映画です、これ
シャマラン監督の駄作として。。。一応“ハプニング”が彼の最大の駄作と言われているので、その次ですね(笑)
とにもかくにも2010年最大の駄作という異名を受けています
海外で稼ぎましたね、しかし
THE BEACH (2000) ~ザ・ビーチ
Budget:約50億円
Domestic Gross:約39.7億円
Foreign Gross:約104億円
Worldwide Gross:約144億円
これまた、ディカプリオのネームバリューが海外では強しですね
特に“タイタニック”の後だったっていうこともあると思います
映画館では見てないのに、なぜかDVDを買ってしまった私。。。後悔しました。。。
やりたかった趣旨は分かるけど、つまらなかった
駄作だと私は思います
BATMAN & ROBIN (1997) ~バットマン&ロビン
Budget:約125億円
Domestic Gross:約107億円
Foreign Gross:約130億円
Worldwide Gross:約238億円
これまた1997年の最大の駄作映画と言われています
これはシュマッカー監督が責任負うべき駄作です
バットマン・シリーズ唯一の大コケ
キャスティングは悪くなかったと思います、クルーニーもバットマンに相応しいし、シュワちゃんとウマもハマリ役、クリスもロビンっぽさが合っていた、でもアリシアは完全なミスキャストでしたね
私もこれは駄作だと思います
HANSEL & GRETEL (2013) ~ヘンゼル&グレーテル
Budget:約50億円
Domestic Gross:約55.7億円
Foreign Gross:約170億円
Worldwide Gross:約225億円
私てきには、なぜ今更ヘンゼル&グレーテルと思ってしまうし、映画にまでする話かな~と。。。
ジェレミーがこの映画に出たこと自体がビックリだし、相手役の女優は誰ですか状態で、見にいこうという気が起きない
アメリカ的には製作費分は取り戻していますが、大コケと言われています
でも海外で170億円は凄い
THE HANGOVER PART III(2013) ~ハングオーバー!!!
Budget:約103億円
Domestic Gross:約92億円
Foreign Gross:約110億円
Worldwide Gross:約202億円
アメリカではまだ劇場公開中なので判断するには早いですが、先読みの計算も出来ますし、過去の1と2の成績と比べると一目瞭然
一応今年の目玉作品の一つですし、かなりの宣伝費を掛けたにも関わらず国内で100億円突破出来ないのは大コケ・ランクです
1は面白かった、2は1程ではないけどま~ま~、3は。。。作らなきゃ良かったってやつですね。。。
興行成績的にも1も2も大ヒットで国内収入は両方共250億円越えなので3は大コケです
以上がアメリカではコケても海外ではヒットした映画です
製作費には宣伝費が含まれていません
超目玉大作には約100億円以上の宣伝費が掛けられています
しかも、興行収入の40~50%が劇場側にとられるので、それを全部考慮すると、製作費の倍の興行成績では儲かった仕組みにはならない
勿論映画によって宣伝費やその他の契約事項が全く異なるので各映画の純利益の計算は映画会社のみぞ知るです